【ブログ】フェスビジネスの終焉。「休日は家でネットフリックス」がいよいよ現実味を帯びてきたぞ

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2023年6月に投稿したブログで、「これだけ物価高となりながらも賃金が上がらない現状を鑑みると、今後会社員は消費行動を見直し休日は家でネットフリックスを観て過ごすのが正解だ」と唱えていた。

これがいよいよ現実味を帯びてきたようだ。

2024年コロナの「5類」移行後に初となるGWの旅客数は、航空及びJRともに23年を上回ったが、コロナ前の18年比には及ばなかった。
円安や物価高を受けた節約意識が人流の回復に水をさす形となったようだ。

出典:日本経済新聞WEB版(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC073RU0X00C24A5000000/)

要はみんな金が無いから休日は家で過ごすことしかできなくなってきているのだ。

それもそのはず。東京のホテル代はインバウンドの影響で馬鹿みたいに高騰したし、築地の海鮮丼は一万円近くするし、ディズニーランドのチケット代は一人一万円を超えた。

物価高・円安・社会保険料の高騰のトリプルパンチで、手取り20万円台の会社員が家族4人連れて県外へ1拍2日の旅行へ行くことすら難しい状況になっているのだ。

「消費にまわせるお金が無い」ということは、昨今乱立するフェスビジネスもあと数年で淘汰されることになる。

夏のロックフェスは一昔前は片手で数えられるほどしかなかったが、現在は雨後の筍のごとく乱立している。はっきり言って飽和状態だ。

毎週末日本のどこかでフェスが開催されており、時期や日程によっては同時多発的にフェスが開催されるので客が分散してしまう。年間の土日祝日の数は増えないので当然だ。

運営側は、今後物価上昇による運営コスト、チケット価格の上昇、スタッフの人件費が高騰し、照明やPAなどの人手不足も相まって、継続開催は困難になる。

フェスに行く顧客層は10代から30代までの独身層が多いが、若年層はただでさえ賃金が低い上にチケット代や交通費や宿泊費が高騰しているので、フェスに行きたくても行けない人が増える。遠征組みならなおさら困難だ。

年間の土日祝日の上限数は決まっているにもかかわらず、フェスは増えるし、運営コストはかさむし、客も給料は増えないのに遠征費用が高騰しまくるので、必然的にフェスに行ける回数が減少する。

2024年5月15日 追記

本記事の投稿後、バズっていたポストをシェア。まさにコレ。

もっと言えばフェスに参戦する若年層の人口そのものが減少の一途を辿っている。

総務省の発表(2024年5月4日)によると、15歳未満の人口は1,401万人で43年連続で低下し過去最少を更新。総人口に占める子供の割合は11.3%で、1975年から50年連続で低下してる。https://resemom.jp/article/2024/05/08/77077.html

この様にマイナス要因しかないフェスビジネスに、この先明るい未来はない。

「FUJI ROCK FESTIVAL」、「RISING SUN ROCK FESTIVAL」、「SUMMER SONIC」、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」この4大野外フェスを除いて、今後はフェスの数が減少していくだろう。

だから私は常々から、休日は家に引きこもってネットフリックスを観て、飯はスーパーで買ってきたサッポロ一番みそラーメンを食べて寝るのが正解だと言い続けているのだ。

これからは、かつて日本人が通貨安だと見下していた中国や韓国、東南アジア人を上客としてチヤホヤもてなし、円を落としてもらわなければ生活ができなくなる。

2024年5月10日のテレ東WBSの放送で、ある中国人女性が「都内のタワマンは円安の影響で実質半額で買えた。セール状態だ」と言っていた。

男性労働者はブルーカラー要員として、女性労働者は家政婦や◯◯婦として、主要先進国へ出稼ぎに出るようになるだろう。

1980年代フィリピン人やタイ人の女性が日本に大挙して押し寄せてきたが、これと同じ道を辿ることになる。

実際2024年5月11日、海外で出稼ぎ風俗をおこなっていた日本人が韓国の空港で逮捕されている。

出典:Yahooニュースhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b1bec2719503fb61be711c8418becfcd2a9ffad3

物価高と円安は今後も拍車がかかるだろう。

それにもかかわらず、今後会社員の社会保険料はさらに高騰(=手取りが減る)する要因しかないので、フェスに行ける回数が必然的に少なくなる。

極めつけは、フェス人口(運営側も含めて)の減少だ。

こうなると音楽フェスも含めて国内のエンタメ産業の多くが「オワコン」になる。

手取りが増えないのに、フェスでプラスチック製のコップ1杯700円(半分が泡)のビールをガブガブ飲んじゃうと、ただでさえ少ない給料が一瞬にして泡と消える。

会社員はこれからは本当に節約しながら生きる覚悟を決めたほうがいい。

「そんな生活は嫌だ!」、「今まで通りフェスに行けるだけ行きたい!」と望むならば、会社員をさっさと辞めて独立しよう。

会社員なんか平社員が主任や係長に昇進したところで数千円ぽっちしか昇給しない(手取り額に換算すると雀の涙程度)ので、独立起業したほうが手っ取り早く経済的に豊かになれる。実際私は、行政書士として独立して2年目で会社員時代の手取りを超えることができた。(経営はまだ不安定だけど)

「まじかよ。じゃ俺も会社員辞めて独立しようかな」と思った人は、他のブログも読んでみるといい。

なにかヒントが得られるはずだ。

ここまで言っても「独立なんてこわい!自分には無理だよ!」と言って何も行動に移さない、現状を打破しようとチェレンジしないのならば、早く自分の消費行動を見直して徹底的に節約生活にシフトするしか生き残る術はない。

2024年に入り、日本経済は急速に音を立てて崩落し始めた。

給与所得者は、アヘアヘ笑いながらフェスに行っている場合じゃないぞ。

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