【ブログ】「いつでも辞められる人」がいつだって最強

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「上司がムカつくから会社を辞めたい」

「会社の待遇が悪いから転職したい」

しかし思い立っても直ぐに行動に移せる人は少ないだろう。

理由は簡単、『収入減』に怯えているから。

目次

いつでも辞められる状態を目指そう

上司や会社の待遇の悪さを理由に転職を考えている会社員は多いだろう。

しかし実際転職を試みても、現職より待遇の良い会社に巡り会える確率は非常に低い。良くて現状維持で、大抵の場合基本給は大幅に下る。

「妻や子供もいるし、家のローンだって30年も残ってる。いまより給料が下がるのはさすがに困る」

こうして本当は会社を辞めたいのに、いつまで経っても辞められない。その間、上司のパワハラや、面倒な顧客からの理不尽なクレームが止むことはない。

ストレスフルな毎日で頭はハゲるし、過食でメタボになるし、糖尿病になったり肝臓を壊したりする。最悪の場合、鬱になって何年も社会復帰ができなくなる。

これは本当に辛い。

しかしだ、仮に毎月3万円でも自動的に収入が入る仕組みがあれば話は変わってくる。

転職サイトを見る時に、基本給が現在より3万円低い会社を検索条件に含めることができるし、営業職で生活費を毎月のインセンティブ(販売奨励金)で賄っている人は、インセンティブは出ないがストレスのないルート営業や配送の仕事に変わることも容易くなる。

少し大げさな話だが、毎月3万円ではなく30万円の自動収入の仕組みが確立されていたらどうだろう。

転職なんて面倒なことは考えずに、とりあえず退職してもいいわけだ。

このような人は、会社で嫌なことがあっても我慢して居続ける必要がないので、さらっと退職届を出す。

課長や部長に「お前やる気あんのか!」と怒鳴られたら「あっじゃあ今日で辞めまーす」と言える。

つまり「いつだって辞められる状態」にしておけば会社で無双状態になれるのだ。

いつでも辞められる人はとにかく強い。

反対に、会社でどんな酷い目に逢おうが辞められない人は悲惨だ。

定年まで、朝から晩まで馬車馬のように働き続けなければならない。社畜ってやつだ。

辞めたくても辞められない理由は、説明するまでもなく、会社を辞めたら家や車のローンが支払えなくなったり、給料が下がって家族に迷惑をかけるからだ。

だったら今から「いつでも辞められる人」になるための準備をしよう。

本気で現状を変えたいなら、今直ぐ行動に移すしかない。

いつでも辞められる人になるための2ステップ

荷物を捨てて身軽になろう

いつでも辞められる人になるためには、毎月自動的にお金が入ってくるような仕組みが必要だが、その前に『身軽』でなければならない。車だって軽いほうが良い。

加速は良いし、ブレーキを踏めば直ぐに止まるし、燃費もいいし、タイヤも減らない。世の中、軽いことは正義なのだ。

不要な荷物は持たない。持っている人は直ぐに捨ててしまおう。

ここで言う荷物とは固定費の事で、その最たるものが『ローン』だ。

『ローン』さえ無ければ今直ぐ会社を辞めるのに!という人も多いのでは。

ローンは毎月支払いがあるので、辞めるにあたって大きな足かせとなる。

だからローン契約はできるだけしない方がいい。

特に車のローンは最悪だ。頭の良い人が「残価設定型ローン」を考案したことで、収入の低い若者でも「月々の支払いが安い!これなら俺でも新車が買えるかも?」と錯覚し、簡単にローンを組むようになった。

しかし残価設定型ローンは、一度契約してしまうと一生ローンを払い続けなければならないので、蟻地獄だ。

これではいつまで経っても会社を辞められない。

余談であるが、私が自動車販売店で勤務している時、この「残価設定型ローン」の仕組みを初めて目にした時「なんて危険な金融商品なんだ。これじゃあ一生ローンが終わらないじゃないか」と震えたことを覚えている。

だからお客様には「残価設定型ローン」だけは極力勧めないようにし、他行の利率の良い商品ばかりを案内していた。

その結果、ローンの獲得率がいつも社内最下位で上司には頻繁に詰められていた。(お客様と銀行の営業マンには相当感謝されたが)。

既に車のローンを組んでしまっている人は、可能であれば貯金をして一括返済してしまおう。

そもそもローンを組んでまで新車」を買ってはいけない

また住宅ローンは、一括返済は難しいので、金利の低い銀行へ借り換えをおこなうとよい。

私も借り換えで月々の支払いが随分安くなった。

「120回までローン金利無料!」なんてキャンペーンをたまに見かけるが、一度ローンを組んでしまうと中々会社を辞められなくなるので、できるだけ組まないようにしたい。

荷物を軽くする為の思考法についてはコチラの記事を参考にしてほしい。

自動収益の仕組みを作ろう

荷物を手放して身が軽くなったら、いよいよ自動収益の仕組みを作る準備に取り掛かろう。

自動収入とは、自分は動かずに自動的に収入が入る『仕組み』のこと。

決して、仕事が終わった後に時給900円のコンビニで働いたり、家にある不要な物をメルカリで売ったりすることではない。

自動収入の金額は、最初は月に1,000円を目標にしてみると良いだろう。

「月に千円なんかじゃいつまで経っても会社を辞められないよ」と思った方。

それならいきなり月に3万円を目指してやってみるといい。

会社の看板を使わずに、無名の個人が完全に自分の力だけでお金を稼ぐことがいかに大変なことか直ぐに分かるだろう。

ちなみに私は、自動収入の仕組みを作ろうと決意してから最初の入金があるまで5年を要した

さらに最初の入金額は2,020円だった。この2,020円をもらうまでに死ぬほど苦労したから、2,020という数字は一生忘れない。

だからいきなり高みを目指さずに、まずは小さな目標を立てることから始めよう。

そして1つ達成できたら次はもう少し高い目標を設定する。こうして自動収益の柱を徐々に徐々に太く高くしていくのだ。

【要点整理】
「いつでも辞められる人」になるための2ステップ
①身軽になる(ローンを組まない・完済する)
②自動収益の仕組みを作る

自動収益のヒントは身近なものに多い

「自動収益なんて簡単に言うけど何があるの?」と思った方。

現代社会は自動収益で成り立っている。あなたがこの記事を読んでいるスマホ。一度キャリアと契約してしまえば通信会社は半永久的に収益が入る。毎月docomoやSoftBankから「来月も更新をお願いしてもよろしいでしょうか?」なんて電話はかかってこないだろう。

他にもAmazon Primeやネットフリックスを始めとしたサブスクだったり、月極の駐車場だって自動収益だ。

最近のサブスクは多種多様で、絵本のサブスクやホテルのサブスクだってある。

自動収益の王様といえば「不動産投資」があるが、リスクが高いので私はお勧めしない。区分所有投資は100-0投資だから入居者が入らなかったら多重債務常態になってしまう。築古アパート投資なら空室リスクを分散できるという考え方もあるが、修繕費を考慮すると実質利回りが極端に下って利益が出ない。シ◯ケンみたいに100%近い入居率を謳い文句にする業者も多いが初期費用に最低でも300万~500万円の頭金は入れなければローンの審査が通らないだろう。

そもそも300万円以上も頭金が用意できるのであれば、とりあえず会社を辞めても失業給付もあるので当分食うには困らないだろう。また新築一棟買いは業者や立地等を相当慎重に選定しないと最悪の場合『かぼちゃの馬車事件』の様になってしまうのでお勧めしない。

他にも自動収益の仕組みは数え切れないほどある。詳しくは『ストックビジネスの教科書』という本に書いてあるので参考にされたい。

自動収益の仕組みは私たちの身近なところに沢山ヒントがあるので、難しく考えずに興味があることには「とりあえず」手を出してみると良い。なんでもそうだが、実際に自分でやってみないと合うか合わないかなんて分からない。

ここで1つアドバイス。

「お金を儲けよう」としてはダメ。

ここまで説明してきて申し訳ないが、優先順位がお金だと長続きしない。

お金は取引相手が『満足』して初めて支払ってくれるものだ。

一度お金のことは置いといて「目の前にいる人をどうやったら満足してあげられるか」、「目の前の人にどうやったら感謝してもらえるのか」を真剣に考えてみよう。

そのためには、

  • 自分が好きなこと
  • 得意なこと
  • 続けられそうなこと

であることが重要なポイントになる。

まとめ

私は行政書士になる前に一度転職しているが、さらっと辞表を出せたのは、当時ほんの僅かな自動収益の仕組みが出来上がりつつあったからだ。その後、会社員を退職すると同時に行政書士として独立開業できたのも、この仕組みがあったから。

仕組はいまでも小さい。しかし小さくても「全く無い」とは大違いだ。安心感が全然違う。

いま手持ちの荷物が重たくて会社を辞められない人は、まずは不要な物を捨てることから始めよう。

そして身が軽くなったら、自分が好きなことや得意なことを武器にして、目の前の人を喜ばせてみよう。

相手が喜んでくれたらお金は後から付いてくる。

沢山の人を笑顔にすることができるようになれば「いつでも辞められる」ようになっているはずだ。

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