【契約書コラム】『契約』って何のこと?『約束』との違いは?

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ユキマサくん

普段から『契約』って言葉を使っているけど『約束』と何が違うの?

純さん

『契約』とは、お互いの義務と権利を定めたものですよ。少し分かりにくいですよね?今回は『契約』と『約束』の違いについて解説します。

契約と契約書の違いについてはコチラの記事をご覧ください。

目次

社会生活は全て『契約』で成立している

私たち社会人は、普段「今日も沢山の契約をしながら1日を終えたなぁ」なんて思いながら生活をしている人はいないと思います。

しかし厳密に言えば、日常生活は『契約』なくして成立しません。

例えば、朝の出勤途中にコンビニへ立ち寄り、お茶とおにぎりを購入します。

この購入する行為は、法律行為でいう「売買契約」に当たります。バスに乗って出勤する方はバス会社と「請負契約」を締結。雇われ人であれば、会社と「雇用契約」を締結しているので、就業規則に則り就業義務を果たす債務を負うと同時に、会社に給料を請求できる債権を行使できます。

取引先から発注書が届いたので、納品の準備を終えて商品を運送会社に取りに来てもらいます。運送会社とは、商品をお客様の会社に確実に届けてもらうべく「請負契約」を締結。

この様に私たちの社会生活は『契約』を基に成立しているのです。

契約は『民法』を基に成立する

『契約』は民法という法律が基になっています。

民法は、私たち人間の「権利」や「義務」の関係性をまとめた基本的な法律のこと。なんとこの民法、初めて作られたのは今から遡ること約120年前。明治29年(1896年)のことなんです。

民法はこの120年間の歴史の中で、多様化する社会環境に対応すべく、様々な契約類型が作り出されてきました。それが現在では13種類にジャンル分けされています。

契約とは当事者間の『権利と義務』

契約とは、2人以上の当事者が物事の取り決めを定め、その取り決めを守る行為。

社会生活においては、物やサービスをお金と交換するときの、お互いの『権利と義務』を定めること。

権利や義務が、当初取り決めた通りに実行されない場合は、当事者同士で話し合い解決の糸口を見つけます。話し合いが上手く進まなければ裁判所で争うことになります。

このように、お互いの権利・義務を当事者間で民法に則り取り決めたものが『契約』なのです。

「契約」と「約束」の違い

それでは「契約」と「約束」の違いはどこにあるのでしょうか。

決定的な違いは「法律上の責任が生じるか否か」

例えば、あなたが付き合いの長いユキマサ商事の担当者ユキマサ君(仮名)とランチを食べに行く『約束』をします。

待ち合わせは「大分駅に12時に集合」。

しかしユキマサ君は、待ち合わせ時間を30分もオーバーして登場。

ユキマサくん

ごめんよ。道路が渋滞してて遅れちゃった。

ユキマサ君が遅刻したことに対して「損害賠償請求だ!」と腹を立てる気持ちが分かりますが、ユキマサ君とは「約束」を交わしたにすぎないので、この「約束」を破ってもユキマサ君には法律上の責任は生じません。ユキマサ君はあなたにランチを奢って、今回の遅刻を水に流そうとするかもしれませんが、それも問題ありません。。

これが「約束」。

しかし「契約」は水に流せません。

例えば、あなたがユキマサ商事からパソコン100台を購入する「契約」を結んでいた場合は、ユキマサ商事には法律上の責任が発生します。担当者であるユキマサ君が、仕様書通りのパソコンを契約通りの台数で、指定された期日・場所に納入しなければ、あなたはユキマサ商事との契約を解除することができ、さらに損害賠償請求も可能。

この様に、当事者間で「法律上の責任」が生じるか否か、が約束と契約の違いです。

ちなみに、上記のケースでの『当事者』とは、あなたとユキマサ商事を指します。担当者であるユキマサ君は当事者ではありません。

確かに納品するのはユキマサ君の担当ですが、契約通りのパソコンを収められなかったためにあなたが損害を被ったとしてもユキマサ君はあなたに対して直接の責任を負いません。

この場合、責任を負うのはユキマサ商事、という法人です。

この様にビジネスでは、あなたと法人が契約の当事者となり、契約の当事者は、相手方に『権利と義務』負うことになるのです。

まとめ

今回は、「契約」と「約束」の違いについて解説しました。

法律上の責任が生じるか否か』が両者の違いです。

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