本記事では読みやすさの便宜上、営業マンと呼称していますが男女差別的な意味を含むものではございません。
2026年7月に、行政書士のここらす思考を出版したばかりですが、この度3冊のkindle本を出版しました。
タイトルは、
『30代男性営業マンが副業で「いつでも会社を辞められる状態」を作る方法』
この本は、単に営業マンへ副業を勧め、
「もっと稼ぎましょう」
「会社を辞めて自由になりましょう」
と伝える本ではありません。
本書で目指しているのは、会社を辞めることではなく、会社に残ることも辞めることも、自分で選べる状態を作ることです。
会社を辞めたいのに辞められない
私は、自動車ディーラーで約15年間、営業マンとして働いていました。
毎月ノルマに追われ、ようやく達成しても翌月にはまたゼロからのスタート。
売れなければ上司から詰められ、売れたら売れたで、納車準備、書類作成、顧客対応、点検案内、保険更新、事故対応、クレーム処理が増えていきます。
頑張れば頑張るほど、仕事が楽になるどころか忙しくなる。それでも、会社を簡単に辞めることはできませんでした。
家族がいる、住宅ローンがある、子どもの教育費も必要になる。毎月の給料が止まれば、生活が立ち行かなくなるからです。
会社を辞めたいと思っても、辞めたあとの収入がなければ、理不尽なことにも耐えるしかありません。
つまり、会社員を苦しめているのは仕事そのものだけではなく、
会社の給料以外の収入がないため他の選択肢を持てないことも大きな問題なのです。
目指すのは「退職」ではなく「選択できる状態」
副業という言葉を聞くと、「会社を辞めるために始めるもの」と考える人もいるかもしれません。しかし、本書では退職をゴールにしていません。
何の準備もなく会社を辞めれば、給料は止まります。しかし、住宅ローン、家賃、保険料、教育費、税金などの支払いは止まりません。
お金に追われれば、会社員時代よりも条件の悪い仕事まで引き受けることになります。それでは、自由になったとは言えません。
本当に目指したいのは、
「今すぐ辞める必要はない。しかし、どうしても無理なら辞められる」
という状態です。
会社以外から少しずつ収入が入り、生活費を見直し、一定期間暮らせる貯金もある。その状態になれば、会社に残ることも一つの選択になります。
辞められないから働くのではなく、辞めることもできるけれど、自分の意思で働く。
この職業選択の自由を自らの意思で決定できるか否かで、人生の幸福度は大きく変わります。
最初の入金は2,020円
私は37歳の頃、会社に内緒でストック型の副業を始めました。ストック型とは、一度作った契約や仕組みが、翌月以降の収入にもつながる働き方です。
しかし、すぐに結果が出たわけではありません。自分に合う商材を探すだけで1年以上かかりました。
飛び込み営業は全滅、Webサイトを作っても問い合わせは入らず、DMを約300通送っても反応はわずか1件。高額なテレアポ代行を利用し、お金だけが減ったこともあります。
最初の入金まで、約2年かかりました。
その金額は、2,020円です。
生活を変えられる金額ではありません。使った時間や費用を考えれば、大赤字です。それでも、私はその2,020円が本当に嬉しかった。
会社の看板に頼らず、自分で商材を探し、自分で提案し、自分で契約を取って得たお金だったからです。
「会社の看板に頼らず、自分の力でお金を稼ぐことができた」
この事実が、自分にとって大きな自信に繋がりました。
そこから一件ずつ契約を積み重ね、会社員を辞める頃には、ストック収入は月11万円まで育ちました。(行政書士で独立後はさらに爆発し、現在はストック収入だけで生活費のほとんどを賄えています)
30代男性営業マンはすでに副業の武器を持っている
営業しかしてこなかった人ほど、「自分には特別な能力がない」と思いがちです。私もそうでした。
しかし営業マンには、
人の話を聞く力、
困り事を見つける力、
分かりにくいことを説明する力、
断られた理由を考えて提案を修正する力があります。
さらに、30代後半まで営業を続けてきた人には、若い頃にはなかった経験、信用や人間関係があります。
営業マンは副業初心者ではありますが、商売の初心者ではありません。
これまで何年も、お客さんへ価値を提供し、その対価を受け取る仕事をしてきたからです。
これまで会社の数字を作るために使ってきた営業力を、今度は自分と家族を守る収入源づくりにも使う。
それが本書の中心となる考え方です。
時間をさらに売る副業ではなく、未来に残る副業を
副業を始めようとすると、アルバイト、配達、単発作業など、すぐに収入になる仕事を探しがちです。
もちろん、急いでお金が必要な時には、そのような副業も役立ちます。
しかし、昼は営業、夜はアルバイト、平日は会社、休日は配達では、収入は増えても自由な時間は減っていきます。
会社に依存しないために始めた副業によって、さらに働くことをやめられなくなる。
それでは本末転倒です。
本書では、時間を切り売りする副業と、過去の労力が翌月以降にも残るストック型副業の違いを説明しています。
ストック型副業は、成果が出るまで時間がかかります。
だからこそ、毎月給料が入る会社員のうちに始めることに意味があります。
「いつでも辞められる人」は会社でも強い
会社以外から収入が入るようになっても、翌日からすべての問題が消えるわけではありません。
月1万円の副収入だけで、家族全員の生活費を賄うこともできません。
それでも、会社以外から継続的にお金が入るという事実は、心の景色を変えます。
「この会社を辞めたら終わりだ」
という恐怖が、
「すぐには無理でも、自分で逃げ道を作ることはできる」
という感覚へ変わっていきます。
逃げ道がある営業マンは、上司の顔色に必要以上に怯えません。
一件の失注を恐れて、必要のない商品を無理に売ることも減ります。
会社にしがみつくためではなく、目の前のお客さんに必要な提案をすることへ集中できます。
本書でいう「会社で無双する」とは、誰よりも多く売り、社内で威張ることではありません。
会社に人生の主導権を渡さず、自分の意思で働ける状態になることです。
最初から大きく稼ぐ必要はない
準備もないまま会社を辞める必要はありません。
怪しい副業商材へ高額なお金を払う必要もありません。
最初から月10万円、20万円を目指す必要もありません。
まずは、会社の看板に頼らず、最初の100円を稼ぐ。
会社以外からも、自分の力でお金を得られることを、自分自身に証明する。
そこから始めればよいのです。
本書が、今の働き方に不安を感じながらも、何から始めればよいか分からない営業マンにとって、最初の一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
会社を辞めることが、唯一の正解ではありません。
大切なのは、辞めることも残ることも、自分で選べる状態を作ること。
その選択肢を手に入れるために、まずは小さな収入のパイプを一本作るところから始めてみてください。
さぁ自らの意思で仕事を選べる未来を手に入れましょう。



