【ブログ】人生を一発大逆転させるためには『行政書士』になるしか道がなかった

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「凄い…世の中にはこんなに面白くない仕事があるんだ」

転職後、最初の一週間で衝撃を受けた。こんな職場にいたら貴重な人生を無駄にしてしまう。

と言っても転職したばかりだ。どうする…

目次

無理して営業職を続ける必要性がなくなっていた

大学を卒業後、自動車販売店での勤務生活が長かったが、39歳になる年に、営業ノルマや職場の人間関係が色々と面倒臭くなって転職した。営業職を続けている人の多くは、その仕事を魅力を「給料の良さ」と口を揃える。

営業ノルマを達成することで得られる奨励金と言う「ニンジン」を原動力に、パワハラ上司やモンスタークレーマーからの罵倒に耐えつつ、ノルマ達成に向けて日々頑張っている。

しかし退職直前の私は、5年前からコツコツ取り組んでいた『自動収益』の仕組みが、少ないながらも出来上がりつつあったので、生活費を販売奨励金で賄う必要がなくなっていた。(目の前にぶら下げられたニンジンに見向きもしなくなっていた)。

その為、当時の職場に無理してしがみ付く理由もないのでさらっと辞表を出し、そして転職した。

39歳と言えば一般的には転職は難しいと言われるが、私はそうでもなかった。5年前から「いつでも辞められる」様にコツコツと準備をしておいたからだ。

マズローの欲求5段階説を実感して独立を決意

「営業ノルマがあるのが当たり前」「土日に働くのが当たり前」の世界に長く身を置いていたので、転職先は「ノルマ無しの土日休み」の会社を選んだ。

「これで俺もようやく普通の生活ができるようになるな」と安堵していたのも束の間だった。

確かに営業ノルマが無いのでその点は良かったのだが、仕事内容が絶望的に面白くなかった。毎日同じ時間に同じ顧客へ、わけの分からない製品を納入して終わり。それの繰り返しだ。やり甲斐も何もない。当然だがノルマも無いので売上が良くても悪くても手取りは1円も変わらなかった。

  • 「おかしいな?緩い仕事を求めて転職したはずなのに、何故こんなに退屈なんだ?」
  • 「ノルマが無いのに何故こんなに苦痛なんだ?」
  • 「せっかく土日が休みになったのに、どこか虚しい気持ちなのはなぜ?」

色々と不満の原因を探した結果、ようやく1つの答えが見つかった。

「分かった!承認欲求だ!承認欲求が満たされてないんだ!」その瞬間、以前読んだ『マズローの欲求5段階説』と私の中の満たされない『何か』が一本の線で結ばれた。

マズローの欲求5段階
人間には大きく5つの欲求があり、それらの欲求満たされない状態が続くと、孤独感や社会的不安を感じやすくなり、鬱に陥るケースもある。

マズローの欲求5段階

「ノルマが無く土日が休み」の緩い仕事と引き換えに、前職で得られていた『社会的欲求』『承認欲求』『自己実現欲求』の3つを失っていたのである。

確かに前職の環境は酷かったが、仕事は好きだった。何よりお客様から感謝されることが嬉しかった。どうも私は元来承認欲求が強い生き物だったらしい。39年間生きてきて、この時ようやく新しい自分を発見できた。

それと同時に、営業職の魅力が『給料』だけではなかった点にも気が付いた。

そして承認欲求を満たすために辿り着いた答えが『行政書士』の資格を取って独立することだった。

行政書士になるしかなかった

行政書士の資格を選んだ理由は、元々行政書士資格に興味があったのもあるが、私が何年も前から取り組んでいた自動収益の仕組み作りと非常に相性が良かったから。

また行政書士の資格を取ることで、自ら開拓した顧客にプラスアルファいや、それ以上の価値を提供できると確信できたからだ。

行政書士になれば絶対これまで以上に顧客に喜んでもらえる機会が増える。その対価として報酬を得られればこれ以上の幸せはない。

もう何がなんでも行政書士になるしかないと思った。決意したその瞬間から試験本番までの一年間は、ほぼ記憶がない。何かに取り憑かれたかのように勉強していたようだ。

恐らく人間の脳は、極力辛い想い出には封をするプログラムが埋め込まれているのだろう。

行政書士になるキッカケについては下記の記事でさらに深掘りしている。

一発大逆転はできたか?

運も味方して、私は行政書士に見事一発合格できた。

2021年の11月に試験を受けて、翌年2022年の1月27日に合格発表。翌月には会社に辞表を提出して4月末で退職。

5月1日に行政書士として独立開業した。

この記事を書いているのは2022年の12月だ。まだ開業から8ヶ月しか経っていない。

「一発大逆転できたの?」と聞かれれば、まだ試合が始まったばかりだから何とも言えない。

しかし行政書士として新しいスタートを切ることができた点では、これからの未来が明るいものになることは間違いないだろう。

もっと喜ばれたい。もっと感謝されたい。

そのためにもっと価値を提供したい。

やはり人間には『承認欲求』が必要なのだ。

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