私は生まれつき運が良い方だと思っている。
成人男性で体重の60%は「体液」とよばれるが、私の93%は『運』で構成されている。
何度運に助けられたか数え切れないほどだ。
私は『運』は生まれつき備わったものではあるが「自分の努力次第で多少は上下するのではないか」という持論がある。
運気を上げるための努力は無駄ではない
運気を上げようと努力することは、リスクを伴うものではないのでどんどん挑戦するべきだ。
結果は未知数だし、そもそも結果を数値化できるものではないが、努力しないよりしてみた方がいいに決まっている。
本田健の『強運を味方につける49の言葉』には運気を上げるためのヒントが沢山紹介されている。是非参考にしてみてほしい。
感謝する人に運が味方をする
運が良い人は「感謝する心」を常に忘れない。どんなに小さなことにも感謝する。
荷物を運んでくれて、ありがとう。
ご飯を作ってくれて、ありがとう。
愚痴を聞いてくれて、ありがとう。
上手に感謝ができる人にだけ運が集まる。上司や後輩、お客さんや取引先、別け隔てなくみんなに感謝できる人はまわりから好かれる。
私は会社員時代、死ぬほど嫌いな上司や後輩がいたが「こんな意地の悪い人間にだけはならないように気を付けなければ」と自分を戒めることができたので、彼等には相当感謝している。ありがとう。
普段から、ねぎらいや感謝の言葉をかけてもらってる人は「何かあったらこの人のために頑張ろう」となる。
そして「受けた恩を忘れない」というだけである程度は成功できる。
「ありがとう」が多いほど人に好かれるのだ。
空港へ行こう
本作の中で私が一番印象に残った章がこちら。
「運気を上げたいなら空港へ行こう」
その理由は、空港には『良運』の気流が常に巻き起こっているらしい。
本田健によれば「運気は移動距離に比例する」と。
だから飛行機で長距離を飛んできた人たちがうじゃうじゃと集まる空港には、運の上昇気流が巻き起こっていると。
これは読んでみて一瞬で腹に落ちた。
昔から、空港内に足を踏み入れると必ずと言っていいほど「ゾクゾク」する瞬間があった。特に大規模空港であればあるほどゾクゾク感は比例して大きい。
私はこのゾクゾクの正体が長年不明であったが、著書を読んでようやく判明した。
大勢の人が大空を通って運んできた『運気流』だったのだ。
また運が良い人は総じて旅行が好きだ。
運が良いから旅行に行くのではなく、旅行が好きだから運気が上がるだ。
私の知人で成功している経営者の方々は大体じっとしていない。SNSを開くといつも違う場所にいる、それも遠くに。移動はもちろん飛行機だ。
長距離を飛行機で移動すれば「運気流」が巻き起きるので、できれば年に3,4回は旅に出よう。
遠くへ移動すればするほど大きく気が動き、自分自身も脳や身体が活性化して運気が良くなる。
勝ち馬に乗ろう
本田健は「運気を上げたいなら、運が良い人から運をお裾分けしてもらおう」と述べている。
「勝ち馬に乗る」というやつだ。
その分野で成功している人たちに近づきどんどん運気をもらおう。
成功者は運を分けても分けてもどんどん運が湧き上がるので、運が枯渇することは決してない。遠慮無くわけてもらおう。
もし、自分が分けてもらった運気で成功したのなら、今度は自分が周囲の人に同じことをしてあげよう。
「勝ち馬に乗る」という点では実体験が物語っている。
私は42歳になる年に行政書士として独立開業した。
開業1年目に資金が底をつかずに営業を継続できたのは、自分の努力や才能だけではなく、私が所属する『ボランティア団体』の方々のお陰である。
この団体の会員の95%以上が経営者、それも成功している経営者の方々ばかりである。
30代前半で入会した当時は、まさか自分が将来独立開業するなんて考えもしなかった。
ところが現在、行政書士として独立し、そして同じ団体に所属する方々の助けを借りながら営業を継続できている。
これは紛れもなく、周囲の成功者の方々から運気をお裾分けいただいたお陰だと思っている。
本当に感謝しかない。ありがとうございます。
まとめ
本書では他にも運気を上げるためのヒントが多数散りばめられている。
運気を上げるための努力は、リスクゼロ、リターンは未知数。
これだけ投資効率の良い行動は他にない。
運気を上げたい方は、本書の中から自分にできそうなことを1つ選び、そして実践してみるといいだろう。