【ブログ】本気で猫になりたいと思ってる話

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私は猫を飼ったこともなければ、触ったこともほとんどない。

それなのに何故「猫になりたい」なんてタイトルを付けたのか。厳密に言うと「猫のような毎日を過ごしたい」という願望の表れだ。

猫の生態を詳しく調べたわけではないので、あくまで「イメージ」でしかないが、恐らく猫は一日中寝ている。または日中はフラフラ散歩をして疲れたらまた寝るを繰り返している。

私は本気でこの猫のような生活を送りたいと思っているのだ。

目次

日本人は働きすぎる

よく日本人は先進国の中でも、労働時間に対して生産性が低いとかいわれているが、間違っていないと思う。

朝6時半にアラームが鳴り、会社に行くための準備をして、駅まで歩いて、電車に乗って、満員電車を降りたらまた会社に向かって歩き出し、定時30分前にはデスクに着いていなければならない。休憩時間は60分あるかもしれないが、エレベーターは渋滞だしラーメン屋は行列だし、ATMにも行きたい。目を閉じてゆっくりできる可処分休憩時間は5分ほどしか無い。

働き方改革が叫ばれて数年が経つが、本気で働き方改革を実行しているのは大企業だけで、地方の中小企業はいまだにサビ残は多いし、年に5回の有給休暇すらまともに取得できていない会社も多いと聞く。

帰りは深夜で、下手すると土曜日は隔週で休みの会社も多い。週に6日も長時間労働を強いられて、その間嫌いな上司と取引先からのパワハラとクレームに遭い、日曜日のたった1日でボロ雑巾のように擦り切れた精神と体力を100%まで回復できるわけがない。

仕事の無駄を省けば、毎日2時間は早く帰れるだろうが仕事の量は余った時間に比例して増大を続けるのであまり期待はできない。

個人事業主や一人親方も労働集約型という意味ではサラリーマンとさほど変わらない。

自分が仕入れに行かなければ、自分が店頭に立たなければ、自分が現場で作業しなければ収入が途絶える。

サラリーマンなら有給休暇があるから休んでも賃金は支払われるが、個人事業主や一人親方はそうはいかない。

インフルエンザに罹って1週間仕事を休めば売上げはゼロだし、結婚式や葬儀の参加が続けば売上げゼロはもちろん、ご祝儀や不祝儀を包むからマイナスだ。

結果として一生走り続けなければ息絶えてしまう。

猫になるための努力はいとわない

話が逸れたが、私はこのような働き詰めの毎日がきっかけとなり、本気で猫の様な生活を送りたいと思った。

その第一歩として、行政書士として独立開業を選んだ。

結果は、ストレス負荷が1/1,000に減り、幸福度が100倍に跳ね上がった。売上げのことはさて置き、これは事実である。

問題は収入だ。猫のように毎日プラプラと生活するためにはお金が必要だ。

サラリーマンは収入に限界があるが、自営業には限界がない。努力次第で年収は上がる。

しかし1番気を付けなければならない点は『仕事を続けなければ収入が途絶える』こと。

個人事業主が1番陥りやすい沼だ。仕事をすればするほど、収入が増えるのは良いことだが、万が一コロナに罹患して仕事ができなくなればその間収入が途絶えてしまう。これでは何時まで経っても猫にはなれない。

猫はそもそも働かないのだ。

だから私は現在、猫になるための『土台作り』に精を出している。強固な土台を築くことができれば、多少の台風が襲ってきたくらいじゃ屋根は飛ばない=どっしり暮らすことができる。詳しい話は言えないが、猫になるためにはとにかく安定した土台が必要で、その土台作りのために現在必死でもがきならが働いている。

猫になれるのなら、いまはどんな努力・苦労もいとわない。

ダラダラ過ごすことが人間の本能だ

これまでいくつか海外へ行ったが、昼間っから路上に座ってぼーっとしているオジサンを頻繁に見かけた。その時は「このオジサンは働かずに猫みたいにジッとしている。一体何をしているのだろう」と疑問に思っていた。

しかし、いま考えればあのオジサンこそが人間本来のあるべき姿だったのかもしれない。

地球上で働いているのは人間だけだ。それも毎日必死に。

とりわけ日本人は「労働は美徳。汗水垂らして得られる収入こそが美しい。」といった偏った概念が根深い。

私はそれを否定しない。

働きたい人は好きなだけ働けばいい。商社に入って海外へ飛び回ればいい。

ただ私には無理だ。

海外へ飛び回る仕事は、それらが好きな人・得意な人に任せて、自分は自分の背丈に合わせた仕事をする。決して無理をしない。

皆さんもよかったら私と一緒にネコを目指そう。

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ネコ生活への第一歩は『手放す』こと。

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