【ブログ】本質的な寂しさから抜け出すためには充実した仕事をするしかない。攻撃せずにはいられないXの世界を眺めながら

gap-in-heart

SNSのXは旧Twitter時代から頻繁に利用している。

初めてTwitterのアカウントを作成した年が2010年とか2011年くらいだったから、かれこれ15年近く前のことである。

当時は「イイネ」機能や他人の呟きに対してリプライをする風習も今ほどなかったので、本当に各々が自分の趣味思考を誰からも反応が無いなかで好き勝手に呟いていた。

そもそもイイネやリプライを期待した投稿ではないのでリアルな呟きだけがTL(タイムライン)を埋めていた。

SNSの主体が他者ではなく自分だった世界。

しかし現在のXはいささか様相が異なる。

自己のツイートは封印し、常に攻撃対象となる他人の呟きを四六時中監視しているアカウントが目立つ。

いざターゲットを見つけると同時に引用リツイートを用いたレスバが始まり、そこに観衆が群がり騒ぎは何日も続く。

また政治家に対する批判ツイートも随分増えた。

昨今の物価高騰に対して実質賃金がマイナスを続けていれば不満をぶちまけずにはいられないのだろう。

このように15年前と比較すると、同じSNSでも時代の変遷とともに殺伐とした投稿が増えた印象を受ける。

そもそも他人のツイートに対して攻撃を仕掛けたくなる原因は1つしかない。

「心が寂しいから」だ。

仕事、お金、人間関係、これらの全部または一部が満たされていないから、その寂しさを埋めるために他者を攻撃するのだ。

匿名で他者を攻撃するとストレス発散になる。

しかしその効用は一時的だから、ストレスを空にするためには常に攻撃対象を探し続けなければならない。

こうして現在のXは、他人への攻撃や批判で埋め尽くされているのである。

自分が満たされないと他者を攻撃する行動は人間の本能として備わっているのかもしれない。

想像してみてほしい。

家族で焼肉屋に行き愛する子供が美味しそうな顔でカルビを頬張って笑顔を浮かべている姿を見た瞬間、見ず知らずの他人の失態ツイートに攻撃的なリプライを送りたいと思うだろうか。

愛する恋人と映画を鑑賞した後、夜景が素敵なレストランで子牛のステーキを美味しい赤ワインで流し込んだ瞬間に隣国に攻撃を仕掛けようとは考えないだろう。

このように、お金や人間関係など全部または一部が満たされていないから(もしくは全てを満たそうとするから)喪失感を感じるのだ。

その結果寂しさを埋めるためにSNSで他者を攻撃する。(つまるところ戦争は心の寂しさを象徴している)

心の寂しさを手っ取り早く埋めるためには、充実した仕事をするのが一番だ。

仕事から得られる充実感は何物にも代えがたい快感がある。

起業家である社長や個人事業主なら説明するまでもなく分かるだろう。

顧客の問題を解決して感謝されさらに報酬を受け取ると世に自分の存在価値が認められた気になり自己肯定感メーターが振り切れそうになる。

「仕事の充足感なら営業マンの俺だって感じるときがあるぞ」

いやいやいやいや、確かに会社員だって顧客に感謝されれば誰だって嬉しいだろう。

しかし仕事の成果から得られる高揚感、充実感、達成感は、雇われ身分のそれとは比較にならないほど起業家の方が大きい。

これは私自身が個人事業主であり、かつ会社員で営業マンを経験したからこそ断言できる。間違いない。

営業マンが契約を取れるのは、会社が契約を取れるまでの環境をお膳立てしてくれたから。

入社の労働社会保険手続き、名刺の用意、商品勉強会、プレゼン資料の用意、先輩との同行商談など。

そして契約を取った後の、経費処理や受発注業務などはバックオフィスがやることもある。

代金を回収できなくても全額営業マンがかぶることもない。(悪意又は重過失を除く)

しかし一人社長や個人事業主などの起業家は、商品の企画立案製造販売営業受注納品請求回収まで全て自分でやるから、仕事を完結させたときの達成感が雇われ身分とは比較にならないほど大きい。

この経験はいくらブッチギリの成績を収めるマンションデベロッパーのゾス系営業マンでも味わえないだろう。

私は決して、会社員という雇用形態を見下しているわけではない。

バックオフィスの事務員さんだって営業マンから「いつもありがとう。あなたのおかげで営業に専念することができるよ」と言われたら嬉しいし、施設のメンテナンス会社の清掃員さんでも利用者から「いつもきれいにしてくれてありがとう」と言われたら充実感は得られるだろう。

ここで言いたいのは、同じ味わえる達成感や充実感でも会社員より起業家の方がやはり大きいということ。

先述のとおり、身分が保証された雇われの会社員より起業家の方が抱えるリスクがでかいので、その分得られる達成感も大きいのは当然のことだ。

つまり、より充実した仕事をしている起業家ほど心の充足感は大きく=寂しさを感じる隙がないから、いちいちSNSで他者を攻撃したり批判しない(傾向が強い)。

一方で、仕事から得られる充足感、満足感、達成感が低い人は自己肯定感がいつまでも満たされないから、心の隙間を埋めるようにSNSで他者を批判したり攻撃する(傾向が強い)。

「日本国民全員が起業家になれば心が満たされるからSNSで他者を攻撃しなくなるぞ」という単純なことを言っているわけではなく、少なくとも自分と家族が幸せになることだけを考えて過ごせば他者を批判しようなんて気は起こらなくなるだろうと言いたいのだ。

その手段として最も手っ取り早い方法が、充実した仕事をすることなのだ。

本記事を読んで「そういえば最近の俺って常にイライラしてるかも」そう思ったあなた、いまの仕事に不満を抱えていませんか?

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