この記事を開いたということは、あなたは現在こんなことでお悩みではないでしょうか?
- 行政書士ってどのくらい稼げるのだろう?
- これから行政書士で開業して食べていけるのか不安だ
- 行政書士で開業してどうやって顧客を開拓すればいいのだろう?
また、単純に「この人は行政書士でいったいどれくらい稼いでいるのだろう?」と思った方もいらっしゃるでしょうね。
Xを開けばしょっちゅう「行政書士は食えるのか」論争が巻き起こっています。
はっきり言って、食える食えないは「人による」としか言えないのですが、やはりいつの時代も人の興味関心というものはお金に終始するのだなあと感じています。
しかしいくらネットで調べても、行政書士がリアルにどれくら稼いでいるのか?そういった情報は全く開示されていません。
そりゃそうです。
お金の話はシビアですから、むやみやたらに公開するものではありませんよね?
そんな中でもXでは少し様相が異なるようです。
「開業3年目で1,000万超えました!」と公表する方が多数おられます。
彼ら彼女らは本当のことを言っているのだとは思いますが、「1,000万円」と書いているだけなので、100%事実か?と問われれば、その信憑性が問われるところではあります。
決して疑っているわけではありませんが(疑ってるけど)、「えー!1,000万円!?凄いですね!」と素直に信用することはできません。
だから「行政書士で売上げ1,000万円以上あります」と言われてもいまいち信用できないんですよね。
それならば!
ということで、行政書士開業から4年目を迎える私が、2022年5月の開業から2025年4月まで全36ヶ月間の売上明細を完全公開することにしました。
※100円単位は四捨五入
また信憑性を担保するため、開業初年度(2022年5月から12ヶ月分)の収益グラフのスクショを貼り付けます。
記載内容としては、まず月毎の売上げを全て列記します。
さらに各月1件、受任した代表的な案件についても明記します。
「建設業許可の更新」とか、「古物商許可の新規」とか。
さらにその業務がどのような経路で発生し、なぜ私への問い合わせに繋がったのか?
その経緯・背景や一言アドバイスも加えます。
例えば新規の建設業許可であれば、
・なぜ許可を取得しようと思ったのか?
・なぜ弊所に依頼することになったのか?
ここまで解説します。
↑正直読者にとってはここが1番気になるところなんじゃないでしょうか?
だってXでよく「今月も新規建設業許可受任!ありがとうございます!頑張ります!」みたいな受任報告(私は性格がひねくれているので「自慢」にしか聞こえない笑)をしている人って多いじゃないですか?
でも、
「いやいやその案件って一体どうやって獲得したんだよ!?」
「そこが1番知りたいんだよ!」
と私はいつも気になっています。
だから私は、受任に至った経緯・背景まで丁寧に説明します。
これを読むと、顧客がどのようなプロセスを経て行政書士に問い合わせをしたのか?という背景まで読み解くことができます。
受任経路をここまで詳細に解説する記事は他にはないでしょう。
つまり本記事は『新人行政書士の営業指南書』として活用していただくこともできます。
ただし1つ注意点として申し上げておきます。
私は行政書士として集客はまだまだ3流です。
売上も行政書士一本で食えるほど良くはありません。
つまり、この記事ではあくまでも、どのような案件を、どの様な経路で受任したのかを解説しており、大量受任する方法を解説しているわけではありません。
この点についてはご承知おきくださいね。
とは言え、ここまでリアルに売上げ、受任内容及び経路を公開している行政書士は、私が知る限り他におりません。
「いやいや、なんでわざわざ公開する必要があるんだよ?」
私が売上げを全て公開しようと思った理由は2つあります。
①一家の大黒柱が行政書士で独立開業し、家族を食べさせていくことがいかに大変であるかをあなたに分かってほしいから
②それでもあなたが行政書士として独立するか?それとも踏みとどまるか?
その『キッカケ』を与えたいから
行政書士で開業するためには、行政書士会へ30万円前後の入会金を支払う必要があります。
さらに事務所の賃貸借契約費用や準備費用などで100万円前後を先に用意する必要しなければなりません。(自宅開業であれば50万円程度で収まるかも)
しかし私は、買わなくてもよいモノにも多数手を出してしまったせいもありますが総額150万円ほど初期費用がかかりました。
飲食店の開業に比べると150万円という数字は少ないかもしれませんが、それでも私にとっては大金です。
会社員時代に必死で貯蓄したお金ですから。
ちょっとやってみて「ダメだったわー100万円無駄になったけどまぁしゃあねぇか」とはならない、いや、なれないですよね?
皆さん必死で貯めたお金を投じて行政書士に人生を懸けるわけですから、なんとしてでも成功したいと思っているわけでしょう?
しかし開業前のいまの心境は、
- 行政書士で開業して本当に食っていけるのか不安だ
- どうやって案件を受任すればいいのだろう?
- Xでは稼いでる(風の)人が多いけど実際はどうなんだろう?
- どの業務分野を専門にしてやっていこうか迷っている
- 専門分野の絞り方が分からない
- どうやって案件を獲得すればいいのだろうか?
- もしずっと受任できなかったらどうしよう
- アルバイトと平行するなど副業スタートの方が安心なのかな?
こんな感じではないでしょうか?
分かりますよ、まさしく私が全く同じ心境でしたから。
ですから、私が実際に行政書士開業から36ヶ月間の売上げ・受任業務・受任経路を公開します。
この売上げを見て、
「うわっ!こんだけしか稼げないのかよ!」
「えっ?行政書士ってこんなに稼げるの?」
「地方都市の◯◯業許可の規模感ってこれが現実なのね」
など様々な感想を抱かれることでしょう。
感想は人それぞれ違うとは思いますが、私が売上げを公表する真意は、実はこの後に含まれています。
「うわっ!こんだけしか稼げないのかよ!」
→「A:開業するのは辞めておこう」
→「B:コイツが無能なだけやろ?俺ならコイツの倍は稼げる自信があるぜ。やってやるぜ」
とか、
「えっ?行政書士ってこんなに稼げるの?」
→「C:夢があるなあ!早く俺も私も独立したい!」
→「D:たまたまコイツの運が良かっただけじゃね?俺には私には無理かも。開業するのは辞めておこう」
上記のA~D、いずれの行動を取るか?
それはあなた次第です。
あなたの決断とその後の行動により、あなたの未来は変わるのです。
なお、上記A~Dどれを選んでも、人によって正解・不正解はありません。
私が行政書士の売上げを全て公表する理由は、あなたに人生の新しい第一歩を踏み出す『キッカケ』を与えたいから。
私はあなたを直接強制(行政法で習いましたよね?)することはできません。
しかしあなたに、独立する・しないの判断材料を提供することは可能です。
この材料を活かすも殺すも、あなた次第です。
なお、この続きをご覧になる前に、私の簡単な性格や人生のバックグラウンドについて簡単にお伝えしておく必要があります。
その理由は、
例えば私が、
コミュ力お化けで友達千人います!
都内で別法人を3社経営していて平日は経営者仲間とゴルフ三昧です!
年の半分はドバイで富裕層相手に不動産投資コンサルティングをおこなっています!
こんな人だったら全然売上げの参考にならないしょう?
「そりゃアンタなら案件取れるわな」となるわけです。
だから私がどんな性格でどんな人生を歩んできたのかを事前情報としてお伝えしておくことで、より売上げや案件獲得の背景をイメージしやすくなるだろうと考えたのです。
ざっくり申しますと、「いまこの記事をお読みのあなたとさほど環境は変わらないんですよ」と言いたいのです。
私は22歳で大学を卒業後、いくつかのアルバイトを転々として、24歳くらいで地元の自動車販売店に就職。
そこで約15年ほど車の販売・営業を経験しました。
39歳くらいで一度ルート営業みたいな仕事に就き、2年半ほど働いた後、42歳になる年に行政書士として独立。
妻と子供が二人います。
開業エリアは大分県大分市、人口は約47万人。
めっちゃ田舎です。
メイン業務は、建設業許可と契約書作成の2本柱です。
性格は明るいとはよく言われますが、実際はかなり陰キャ根暗で、休日は布団の中でまとめサイトを見るのが好きです。
一方で「さすがに人生このままじゃヤバいよな」という危機感も持ち合わせており、30歳前半でテコンドーという格闘技を始めたり、地元のボランティア団体に所属したりして、現在もその活動を続けています。
純さんの半生
「なんだただの陽キャか」
と思いましたか?
文面だけ切り取るとそのように感じられるかもしれませんね。
しかし私は集団行動が苦手すぎるので、基本休日のほとんどを一人で過ごしています。
ゴルフはしませんし、飲み会にもほとんど行きません。
人と喋ると疲れるんですよね。
それなら、今みたいにnoteを書いている方が心地良かったりします。
こんな私が会社員を辞めて、行政書士として独立開業すると、一体どんな人生が待っているのでしょうか?
どんな風に仕事を獲得して、いくら稼いでいるのでしょうか?
気になりますよね?
開業1年目の毎日はこちらの本でお読みいただくことができます。
良かったら覗いてみてください。
Kindleアンリミテッドは、私の本以外にも200万冊が読み放題。しかも30日間は無料です☆彡
あなたがこの記事を最後まで読むと、以下のメリットが得られます。
- 金・コネ・経験なしで開業した行政書士の3年分の売上のリアルが分かる
- 新人行政書士の顧客の開拓方法のヒントが見つかる
- 依頼者が行政書士に依頼する心理・プロセスが分かる
- 専門業務選定のヒントが得られる
- 行政書士開業にあたり必要資金の目処がつく
- 売上のリアルを知ることで、行政書士開業に弾みを付けることができる
- 売上のリアルを知ることで、行政書士開業を踏み留まることができ、開業資金を他に回すことができる
- 私を反面教師にして、コスパ良く売上を伸ばすことができる
以上のことから、この記事は、
「これから行政書士で開業したいけど今一歩躊躇している」
このような方にとってメリットを感じられる内容になっています。
前置きが長くなりましたね。
それではいきましょう。
まずは開業初月、2022年の5月の売上げは、
